Windows7はもうサポート終了になります。それ以降アップデートは行われずセキュリティホールの修正なども配信されないようにあります。にもかかわらずWindows7でしか動かないソフトがあるので使い続けたいという人もいるかもしれません。
特に業務用のソフトを使用している人に当てはまると思います。
しかしサポート期限切れのOSを使うことにはリスクもあります。
セキュリティリスクを排除してWindows7を使い続けるには以下の2つの方法が考えられます。
- オフラインで使う
- 既存のセキュリティソフトとは違う仕組みのものを使う
オフラインで使うというのはたとえば顧客管理ソフトだけ使いたいという場合に顧客管理だけオフラインのWindows7で使う分には何の問題もないわけです。その上でUSB禁止などにしておけばセキュリティリスクはありません。
もう一つは既存のセキュリティソフトとは違うものを使うことです。これについて詳しく見ていきましょう。


ウィルス定義の更新が必要ないセキュリティソフトとは
セキュリティソフトは通常発見されたウィルス情報をもとにそれを駆除するための情報をアップデートし続ける仕組みですよね。しかしセキュリティソフトには全く違ったやり方でセキュリティを守る仕組みを持っているものがあります。
そういったソフトではウィルスを駆除するのではなく書き込みできなくするので、最新のウィルス情報は必要がないわけです。つまりア安いソフトはOSに書き込みや変更を行えなくするという仕組みを持っているセキュリティソフトがあります。
既存のセキュリティソフトだとMicrosoftのセキュリティ修正も含んで防衛を行いますが、書き込みを禁止するタイプのセキュリティソフトではそもそもOS側のセキュリティ対策のアップデートは関係ありません。OSが対策していようといまいと書き込みを防止するからです。
ということはWindows7もそのまま使えるということになります。
そうした設計のセキュリティソフトを紹介します。
AppGuard(アップガード)
革新的な特許技術を採用したAppGuardは、どんなプログラムに侵入されても、たとえ未知のマルウェアでも「不正な動作」を完全に遮断することができます。
AppGuardは、従来型アンチウイルスソフトでは必須の「シグネチャ」や「AIエンジン」の更新が不要。ネットワークに接続していない環境でも安全に動作します。
(※定期的なネットワーク接続は必要です)AppGuardの「防御エンジン」はわずか1MBという超軽量。
Windows7/8/8.1/10に対応し、実行中でもPCの動作が重くなることはありません。
AppGuard(アップガード)はウィルスを駆除するのではなく不正な動作をするアプリを無効化するセキュリティソフトです。
「米国政府機関で20年間破られたことのない実績をもつ」とのことなのでかなり堅固であることがわかります。
この仕組みならOSのアップデートがあろうとなかろうと、ウィルス対策は完全にセキュリティソフトだけに依存します。ということはOSは何だろうと関係ないわけです。AppGuard(アップガード)が動くOSであればいいわけですね。

しかしどうしてもWindows7を使い続けたいというい人には一考の余地はあるでしょう。
XPフォーエバー/フォーエバーセキュリティ
- 制限的ROM化防壁でウィルスの保存をシャットダウン
- DEP防壁:CPUが本来標準で持っているDEPという対アンチウィルス機能を100%全開化
- USB防壁:リムーバブルメディア上のプログラムの一括制限機能
フォーエバーセキュリティは実行ソフト(.exe)だけか書き込み禁止をするセキュリティソフトです。
以下引用です。
「XPフォーエバー」はXP機を物理的に壊れるまで使うためのセキュリティソフトです。XP-SP2のDEP(Data Execution Prevention)機能を100%全開にして免疫を向上、ハードディスクにEXE型ファイルの一括書き込み禁止機能により実行型の感染を防御します。USB型ウィルスに対して実行防御機能を提供。4月8日にサポートが切れるXPに対して更新不要のセキュリティを提供します。
XPフォーエバーは3つの主要機能を提供します。
■ 1.DEP(Data Execution Prevention)の機能の全開】
Windowsは工場出荷状態でDEPというセキュリティ機能が100%ONになっていません。半開状態となっています。これを100%完全作動させます。DEPはService Pack 2から使用できます。
現在最も問題となっている「ソフトウェアの脆弱性」を付くウィルスに対してDEPによる対応を提供します。
Jpeg画像、PDFファイル、動画ファイルなどデータ経由でアプリ持つ「脆弱性」を付くウィルスに対して免疫を最大にしま■ 2. ハードディスクの限定的ROM化
次に、ハードディスクへのプログラムの書き込みを禁止します。ウィルスと言ってもプログラムです。ディスクに書き込みなければ電源OFFと共にメモリ上のウィルスは消えます。
Windowsではウィルスを含むプログラムは拡張子が.exe, .cmd, .com, .dll, .sys, .cpl,.bat,.wsh・・・etcと決まっています。
「XPフォーエバー」は限定的ROM化により、DEPによる防御を突破したウィルスに対しファイルへのプログラムの書き込みを抑制します。これによりウィルスの繁殖を防ぎます。■ 3.USBメモリからのプログラムファイルの実行禁止機能
USB経由のウィルス対策として、USBからのプログラム読み込み防止機能、実行防止機能を備えます。
autorun.inf, autorun.iniファイルによる自動実行を防御します。
また、USB上のプログラムファイルのみ狙い撃ちし、読み込み防御、実行防御します。
つまり、通常のドキュメント、データファイルは自由に読み書きを許します。USB上のプログラムだけ読み込み/実行を禁止。
これによりUSBメモリ/ディスクの利便性はそのままで現実的なセキュリティを実現します。(XPフォーエバー)
またUSBからのプログラム読み込み防止機能もついています。
XPフォーエバーはWindows7と8.1までに対応したフォーエバーセキュリティのほうが新しいようなのでこちらを購入するのがおすすめです。
書き込み禁止型のセキュリティソフトに問題はないのか
こうしたセキュリティソフトでの運用に問題はないのでしょうか。
一つ言えるのはセキュリティソフトにもお金がかかるということです。フォーエバーセキュリティは安いですが、AppGuard(アップガード)SOLOは1万円近くします。
つまりWindows10を買った方が安いということです。
なのでWindows7が好きだからという理由でWindows7を無理やり使い続けるのはお勧めできません。
どうしてもWindows7を使い続けなければならない人に限定されるでしょう。
フォーエバーセキュリティについても、どうしても必要なソフトは許可しなければならないのであって、それにはセキュリティの知識が要ります。
初心者向けではないという評判もあるのでよくよく考えてからの導入をおすすめします。
ゆきぶー @boobooyukiboo · 2014年5月16日 XPを使い続けたいあなたに!XPフォーエバーってソフトのバナー、面白そうだからクリックしてみた。「本製品はシステムの詳細な設定を行うため上級者向けとなっております。」だって。上級者はXPを使い続けないだろうに。やっぱり面白かった。
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